★前編はこちらから→9/13~9/17 北京に一人旅行(前編) - The tedious diary of milky
早速、一日目からのレポート。
―1日目―
始発電車に乗り、7:20羽田空港発の中国国際航空の飛行機に乗る。機内サービスも特に問題なし。ただ行きの飛行機には日本語が話せるCAがいないぽかったので、飲み物とか注文するときとかは英語と中国語を使う。
当日はあいにくの雨(スーツケースの場合余裕こいてると中の物が濡れるのでクソ)。
まずくはないが、おいしいとも言い難い機内食。機内食は往復どちらもチキンを選択したが、復路の方が機内食がおいしかった。
3時間40分ほどのフライトで北京首都国際空港に到着。地下鉄等を乗り継いで行って、ホテルのある駅「东西(dong1 xi1)」に到着。
4泊で732元(一円=16元換算として11712円。レートは以下同様)。シングル部屋を頼んでいた筈だが、部屋が空いていたのかダブルの部屋に案内された。想像していたよりはずっときれいだ。
本当は、1日目の昼から中国科学技術館に行く予定だったのだが、入国審査などが長引いてしまいホテル到着が大幅に遅れて14時(本当は12時にホテル着の予定だった)。さすがに2時間30分で科学技術館は回れないので、その代わり「天坛(tian1 tan2)」に行くことにした。
輪になってみんなが遊んでいるのは日本でいう蹴鞠みたいなもので、白い物体(この写真の中で2つ見えると思う)を地面に落とさないように足で蹴る。
人が集まってやっているのは、中国式将棋「象棋(xiang4 qi2)」やトランプなど。こんな光景はフツーに町を歩いていても見かけることが出来る。
この上に立って呟くと、自分の声が反響して聞こえるらしい・・・
長い、長い、長い。
夕食は「嘉里中心(jia1 li3 zhong1 xin1)」の中にある一風堂でラーメンを食べる(明日は絶対におなかを壊せない日なので安全に日本食)。
―2日目―
朝は「八达岭长城(ba1 da2 ling3 chang2 cheng2)」に行くために、「北京北(bei3 jing1 bei3)」駅に向かう。本当は6:15ぐらい発の電車に乗るつもりだったが、切符の買い方で戸惑って結局7:58の電車に乗ることに。その分早くから並べたので、ちゃんと席に座れました。
席に座る為に猛ダッシュする人々(自分も猛ダッシュした)。
日本で言う特急電車みたいなノリだが、電車賃が安くて6元(96円)。
因みに、この八达岭长城が长城のなかでは最も行きやすいです。他のは、バスを乗り継いでいかないといけないとか色々めんどくさいです。
ロープウェイに乗って(片道80元往復100元。私は片道切符のみ購入)、比較的高いところまで登る。
平日にきたんですけど、こんなに人がいるとは思わなかった。
あと、この日は北京市内の大気汚染がやばかったんですけど(どのくらいやばいかと言うとスモッグのせいで天気は晴れなのに太陽が直視できるくらい)、郊外に来ると空気は大分綺麗になってました。
階段がめちゃくちゃ急。自分のiPhone6と階段の比較画像。こんなのが何段も続くせいで、最後の方はゼーゼーいいながら登ってました。
お昼ご飯は、売店で「煎饼(jian1bing)」を買って食べました。煎饼を日訳するよよく「中国風お好み焼き」なんて言います。
昼からは「天安门(tian1 an1 men2)」と「王府井(wang2 fu3 jing3)」に行きました。
昔天安門事件があったことからか、天安門に入るための安全検査はかなり厳重(といってもどの観光地、更には地下鉄に乗るにも安全検査(X線検査みたいなやつ/門をくぐるやつ)が必要なんでもう慣れましたけどね)。
右下にいるのは「武警(wu3 jing3)」と言います。この武警は自分が見ている限り、立っている時はいつも両手を腰の横にピシーンと置いているし、動く時は集団行動の行進みたいにほんとに綺麗に歩いてました。
武警についてはこちら参照のこと。 中国人民武装警察部隊 - Wikipedia
ホントに天安門付近は武警/公安が多い(この写真の中で5人いますね。)。
買い物をしに王府井へ。
売ってるものとか人通りの多さなどは、日本の繁華街と殆ど変わりない。
中国の歩行者は信号を殆ど守らないので、例えばこの写真の中で、こちら側の通路から「东方新天地」まで行くのに道路を渡らなければならないんですけど、中国人はフツーにこの車がぶんぶん走っているところを横断してましたね(まあこういう風に渡ると車にクラクション鳴らされるのがオチなんですけどね)。私はこんなことする自信がないので、少し離れた横断歩道を使って渡りました。
王府井では家族へのお土産とか、自分へのお土産として日本で購入することが難しいHSKの参考書や教科書、児童用向け読み聞かせ本(ピンインが振ってあり難易度も自分レベルなので、勉強用には最適)などを買いました。
夕食は、王府井内のレストランで「炸酱面(zha2 jiang4 mian4)」(ジャージャー面)を食べる。結構量があって、途中で飽きてきた(笑)
―3日目―
朝は「景山公园(jing3 shan1 gong1 yuan2)」から「故宫(gu4 gong1)」に向かう。
景山公园からの故宫を一望する写真。景山公园からこの写真を撮るためには早朝か夕方に行く必要がある(昼に写真を取ろうとすると逆光でうまく取れません)。
景山公园では、このように太極拳をやってる人たちが多く見受けられます。
ここから故宫の写真。
どの観光地もそうだけど、一つ一つの場所がでかすぎて、午後になってくると足がほんとに痛くなる。
因みに今日(9/15)から中国では中秋節が始まったので、中国人観光客がめちゃくちゃ多い。
さっきの天安門の写真でも写ってたと思うんですけど、中国の門の所にはこのような置物が置いてあります。これは獅子です。日本でいう狛犬みたいなものと思ってもらって差し支えない。
お昼ご飯は、故宫内の売店でハンバーガーを食べました。
パッケージには「汉堡大王(han4 bao3 da4 wang2)」と書いてありますね。中国語でハンバーガーが「汉堡包(han4 bao3 bao1)」ですから、バーガーキングかな?と思って買う。然しどうも調べてみると中国でバーガーキングは「汉堡王」というらしく、どうも「汉堡大王」と「汉堡王」は違うらしい・・・。流石パクり天国。まあでも味はフツーにおいしい。
お昼からは「颐和园(yi2 he2 yuan2)」に行きました。
目標は画面中央付近に見える塔まで行くこと。併しこの塔に行くには一山越えなければならず、三日目にして足が死んでいる自分にとって、この山登りはめちゃくちゃ大変だった。
途中で休みを挟みながら。
なんとか登り切る。
中にはこのような千手観音菩薩像が。写真ではよくわかりませんが頭が4つ重なっています。
山を下ると「苏州街(su1 zhou1 jie1)」に。日本だと通路のとこに池に落ちないように柵を付けるところだと思うけど(道も少し狭い)、柵はなし。
夜ごはんは「西单(xi1 dan1)」にて、水餃子を食べました。
中国で餃子と言ったら水餃子が基本です。
―4日目―
朝は「北京动物园(bei3 jing1 dong4 wu4 yuan2)」に行きました。
北京动物园 にはパンダを観に来たといっても過言ではない。
あああああああああ♡♡♡♡♡めっちゃ可愛いいいいいいいい♡♡♡♡♡♡♡
これは「金丝猴(jin1 si1 hou2)」というサルで、孫悟空のモデルになったサルとも。
ここらへんでデジカメの充電が切れる。パンダが何とかデジカメで取れてよかった・・・ここからiPhoneで撮った写真(今までにもいくつかiPhoneの写真あげてるが)。
なんか見たことあるキャラクターが数体いるし、トラはなんか他とは違って超リアルw
昼からは「中国科学技术馆(zhong1 guo2 ke1 xue2 ji4 shu4 guan3)」に移動。
日本の科学館はいくつかチラチラ見てきたが、中国の科学館もちょっと変わったものがあって面白かった(interestingの意味で)。
平面上にある二定点からの和が一定になる点の集合からなる曲線が楕円になることを体感できる装置。
戦車みたいなので右側にボールを飛ばす時に、作用反作用の法則で、左側の矢印が戦車から出てる棒で左に押される。
上にカメラがついていて、そのカメラが人の動きを感知して画面に反映されるというもの。この手の装置がこの科学館にはたくさんあった気がする。
全般的に、日本の科学館より少し見劣りする感じはしたかな。
次は「奥林匹克公园(ao4 lin2 pi3 ke4 gong1 yuan2)」、つまりオリンピック公園。
科学館から近い距離にあったので徒歩で行くことにした。
緑の方(名前は「妮妮(ni1 ni)」)の方が可愛い。得意競技は体操らしい(笑)
夜ごはんは駅でセットものを注文。
ファンタ(中国語では「芬达(fen1 da2)」)がペットボトルで出てくるとは思わなかったw
―5日目―
チェックアウトが12:00だったので、その時間までにパッと行ける、近くにある「中国美术馆(zhong1 guo2 mei3 shu4 guan3)」に行くことに。
右側でやってるのが、例の安全検査ですね。
そういえばこの絵を思い出したんですけど、4日目に本当は京劇を観る予定で「北京グランドスラム」という所で予約してたんですけど(北京観光情報・北京旅行は安心日本人対応の北京グランドスラム!)中国にいるときに、いきなり人を会場に派遣できなくなったため行きたい場合はひとりで行ってください、という趣旨のメールが届く(割引チケットを会場で受け取る予定だった)。ふざけてますね。
もはや絵ですね。
特別展では、日本でいうおんぶ紐をひたすら飾ってました。
予定通り11:30にチェックアウトをして北京首都国際空港に向かう。お昼ご飯は北京首都国際空港で。
「真功夫(zhen1 gong1 fu)」という中国でチェーン展開しているファストフード店があるのですが、そこでこの料理を45.5元(728円)で注文。注文してから1分もしないうちに料理が届いて超ビビる。マクドナルドも見習ってほしいですね。量は十分、味もおいしい。
ここで時間をつぶしているうちにチェックイン(3時間前)の時間になり、荷物預けて搭乗口に。それでも暇な時間が2時間ぐらいあったので免税店でショッピング。
私たちの北京―羽田便は、一回バスに乗って飛行機のある場所までいく必要がある。よってこの写真は私が乗った飛行機ではないことを断っておく。17:10離陸で21:20着陸。
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★今回の北京旅行の反省
語学力不足に尽きる。自分の中国語レベルに関してはHSK4級程度、で公式は「幅広い範囲にわたる話題について、中国語でコミュニケーションをすることができ、中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる」とかなんとか書いてあるけど、こういうの大体あてになりませんね。確かに自分にやりたいことは何とか中国語で話せたとしても、相手の言ってることは試験みたいにゆっくり丁寧に話してくれるわけではないので全然聞き取れない。結局自分が「什么?」とか聞き返していると相手が英語で話してくれるが、自分の英語力もお察しなので挙句の果てには「Japanese?」とか聞いてくる始末(どうやら日本人は英語も中国語も出来ないと思われているっぽい。若しくは自分の顔を見て日本人と判断したのかもしれない。それは私にはわからないが)。
来年はHSK5~6級ぐらいの実力をつけてもう一回中国に行きないなーなんて思っています。
その他自分が気になったことなど
★日本の学生証で(自分の訪れた観光地は)学割が効くこと
最初は国際学生証を作っていこうかなーって思ったけど、国際学生証を発行するのに2000円くらいかかり、結局学割で割引される分で帳消しになりそうだったので作らないで行ったが、日本の学生証を見せながら「我是日本大学生,有没有优惠?」なんて言っていると学割料金で観光が出来た。
★和式トイレと洋式トイレ
中国に行ったら和式トイレ使う羽目になるのかなーと思っていたけど、結局一回も和式トイレ使わなかった。そもそもあんまりトイレに行くシチュエーションが無かったのもあるし、トイレしたくなった時は高級ホテル(自分の言ったホテルは北京饭店)とか中国美术馆(この建物はめちゃくちゃ綺麗)とかで済ませていたし、ホテルのトイレも様式トイレだったのも大きい。あと空港にもちゃんと様式トイレがありました。
★乞食/スリについて
乞食は電車内で一回見かけた(足が切れていて歩けなくて、お金を媚びてくるタイプ)。ただこういうタイプの乞食は危険度が低いと事前学習で調べていたので、目を合わせないようにして回避。逆にたちの悪いタイプの乞食は動物とか子供とかと一緒のタイプだそうです。
あとスリについて、スマホは電車内とかでみんな弄っているし、そこら辺のじいさんもスマホ持ってるので、そこまで過度に心配する必要もないのかなーと思ったり。
ただ、私が気づかないうちに詐欺にあっていたようですね。北京空港で、チェックインカウンター付近でスマホを弄っていた(eチケットを確認していた)ら、Air Chinaのバッジを付けた男から「passport!」って言われて、さすがにAir Chinaのバッジが付いてなかったら私もパスポートを手渡さなかったけど、如何にもAir Chinaの職員ぽかったので過信していましたね。その後その男から200元要求されましたが、私の財布には100元札+細かいお金しか入ってなかったので100元しかない旨を伝えて「OK」などと言われる。私も「なんで200元要求しておいて100元でいいんだろう?」とは思いましたが、その時はまあいいや程度。で帰ってきてやっぱなんかおかしいなって思って調べてたら詐欺っぽいです。皆さんも気を付けてください。
参考URL:http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/joho140422-1_j.html
中国の主要観光地は殆ど英語通じるし地理的にも行きやすいので、大気汚染とか反日とかに気を付ければ誰でも楽しめる土地だと思います。